東洋医学 食養生

中医学的にみた新型コロナウィルス感染症

中医学と西洋医学は異なる病気の捉え方で治療をします。「治す」ことの意味合いが異なります。

ある中国の大きな病院の主任ら数人が身を削って武漢で実態を調査し夜通し状況をまとめたレポートが発表されました。それらを日本語にまとめた記事(朝日新聞DIGITALのコラムより2月24日更新)をシェアします。

コロナを中医学的にみたとき

「寒湿疫」という外邪に分類されるそうです。

寒と湿が特徴的な感染症であるとのこと。
寒とは 寒冷を伴うこと(体の冷えなど)
湿とは 湿気を伴うこと(体のむくみや老廃物など)

症状で特徴的なのは、
早期罹患の場合で舌の苔が厚くやや黄色い、疲れて食欲がない、微熱が午後によくみられる、など。

日常的に大気中に浮遊していますが、ときに弱った人を攻撃する悪者にもなります。東洋医学では「外邪」とよびます。乳幼児や妊娠中の方、高齢者などの免疫力が不安定な方の体力低下の歪みに侵入して、カゼや体の不調を生じさせます。

乳幼児・妊娠中の方・高齢者に加えて、過度な睡眠不足や疲労がある方は気をつけてください。

さらに、

口の中が乾燥しやすい
呼吸器が弱い
四肢の冷えが強い
胃腸が弱い

ような体質がある方々は
季節的にも体のリズムが狂いやすい時期ですので、まずは生活習慣を乱さず夜更かしなどは避けてくださいね。

予防には

解毒、肺機能を高める、尿の状態チェック、胃腸機能を整える ことが大事。
【漢方薬】
漢方薬:桑葉1g(宣肺)、茅根(ボウコン)2g(利尿)、蒼朮(ソウジュツ)3g(辟穢)、金銀花(キンギンカ)2g(解毒)、陳皮2g(脾胃を整える)
を30分に煮出してお茶代わりに飲む。

↑これは難しいので
【食材】
紫蘇・生姜・シナモン・香草・柑橘・蜂蜜・甘酒などの発酵食品・緑黄色野菜
緑茶や紅茶など
を日々の食事に取り入れ、できる範囲でご自身の身を守りましょう。

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