新月/満月

立夏〜牡牛座〜新月

暦の上では夏がそこまでやって来ています。東京も最近は25℃以上の日があり温かいから暑い、そんな気候です。

蚯蚓出(みみずいずる)

暦をさらに細かく分けた季節の移ろいを表す七十二節気では

蚯蚓出(みみずいずる)頃。

少し遅めに冬眠から目覚めたミミズが地上へと這い出してきます。

みみずは目がないですが光を感知し暗闇を進む性質があります。

眠っていた才能が花開くように、内側の豊かさが溢れ出します。

牡牛座新月

月星座では牡牛座の新月となります。

感覚を鍛え、内なる自分を見つめる。

五感の視覚を遮り、それ以外の

「聞く」「味わう」「香る」「触れる」

そのひとつひとつを丁寧に感じていきます。

目を閉じて口からフ〜と息を吐き感覚を味わいます。

あなたの心地よさが溢れることは何でしょう。

内側に目を向けることで、

それはやがて外へと溢れ出ていきます。

任脈という経絡

新月のインスタライブで、

「任脈」という経絡をお伝えしました。

体の陰の部分をつかさどるのが任脈で

女性らしさを高めるには

任脈ラインに無駄な圧や締め付け、詰まりがないように注意します。

(もちろん男性も任脈はありますから意識すると○)

どういうことかというと、

・パンストや細いパンツなどで長時間股関節やウエストを締め付けない。

・猫背の姿勢を正し下腹部や胸を丸め続けない。

・ブラをきつくして長時間胸郭を締めつけない。

・長いことトイレを我慢しない

・会陰部は蒸らさず風通し良く、下着には綿やシルクの生地を活用

・仕事中やストレス過多の状況下でみぞおちが痛むときは痛みのある部分に手を重ね深呼吸10回

陰の概念

さらに、「陰をつかさどる」とはどういうことか。

陰のエネルギーは

影(↔︎光)

大地(↔︎大空)

受容(↔︎能動)

下半身

冷たい

静まる(↔︎躍る)

眠る(↔︎起きる)

といった要素を持ち合わせています。

物体がないので、イメージで捉えるのが東洋医学。

少し分かりづらいですが、

役割は、まさに牡牛座新月を表す「女性精(性)」。

二次性徴、月経、妊娠、不定愁訴、更年期…

女子の体の変化は任脈に起きます。

男性の生殖機能も然り。

通りを常に良くしておく。

そのためのセルフケアを意識します。

任脈ライン上のツボ

◆印堂(いんどう)

 眉と眉のあいだ

◆膻中(だんちゅう)

 胸の真ん中

◆陰交(いんこう)

 おへその5mm〜1cm下

ゆっくりと圧する。

手を重ね呼吸を行いましょう。

喉や鼻が通り、胸のつかえが取れ、お腹が温まります。

良き新月を。

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