6月6日は芒種(ぼうしゅ)の満月でした。
芒種の芒は【麦芒(ノゲ)】のことを指します。ノゲとは麦や稲のような穀物の実の先にある毛のこと。毛といっても、固く鋭いトゲのようで、長さも結構あります。
稲の栽培には厄介なため、現在はノゲがないよう品種改良されています。
ノゲの役割は、
鳥に稲穂が食べられないようにするため。
人の衣服や動物の毛にからみつくことで種を広範囲に落とすため、など。 少しでも多く子孫を残せるよう次の世代へ繋ぐための工夫。私たちは、そんな頑丈に守られた種の中身を毎日いただいています。
当たり前じゃない、有難いの連続により、今こうして生活できていることを、ますます感じる今日この頃。
満月は感謝のときでもあります。
夏至の新月までに、感謝を形に。