漢方薬

参茸補血丸(さんじょうほけつがん)

35歳を起点に徐々に衰える「血と精」を補う。
腎性を強める鹿茸(ろくじょう)と高麗人参に、血を補う当帰・竜眼肉で
現代の女性を長い目でサポートする、粒タイプの飲みやすい常備薬です。

漢方薬「参茸補血丸」とは?

補益薬※1

  • 組成
    黄耆9 牛膝9 杜仲9 人参5 竜眼肉9 唐当帰9 巴戟天9 鹿茸4
  • 効能
    大補気血(だいほきけつ)
    補腎温陽(ほじんおんよう)
    強心益智(きょうしんえきち)
    健身固体(けんしんこたい)
  • 主治
    腎陽虚※2(じんようきょ)+気血両虚(きけつりょうきょ)
    このどちらの症候もあるときに適す

こういった症状が出やすいですよ…
冷え、貧血、血色が悪い、不妊、動悸、筋肉のひきつり、痺れ、骨粗しょう症、病中病後の衰弱、舌質淡

  • 解説
    腎精が豊富であることが
    若々しさや美しさに繋がります

    「補腎(精)」と「補(気)血」が
    同時にできる優れものの漢方薬として
    (体質を見極めてにはなりますが)
    妊活の方やプレ更年期の方におすすめです

優れた漢方薬であるが故に、使用する量や体質には注意が必要です

補益薬※1とは
補法する薬のこと。
人体における気血陰陽不足またはある臓腑の虚損を補益する
補気だけでは言い表せない時に補益と表現するようです

腎陽虚※2とは
➡腎精不足(小児では発育遅延や骨格の軟弱、成人では早期の老化や歯のぐらつきや脱落・耳鳴り・聴力減退・物忘れ・動作が緩慢・腰や膝が怠い・不妊など)
+寒がる・寒いことを嫌う・手足の冷え・元気がない・顔色が白いか暗い・インポテンツ・無月経・不妊などがみられる

--------------------
参考文献
 イスクラ参茸補血丸リーフレット
 基礎中医学
 東洋学術出版「中医臨床のための中薬学」
 神戸中医学研究会編著「基礎中医学」
 東洋学術出版「中医基本用語辞典」

-漢方薬