東洋医学 食養生

心と神

霜降の新月を迎え10月も早々と過ぎ去ろうとさしています。

これから忙しなく年末を迎えていきますが、心の準備はいかがでしょうか?

焦燥感、不安感、緊張感がおしよせ、ふと1人になったときの孤独感や空虚感、寂寥感におしつぶされそうなとき、血の流れをスムーズにしてあげることで、それが解消されたりします。

心を充足させるお茶

  • ほうじ茶
  • 紅茶
  • クコ茶

にシナモンを加えたりプルーンやレーズン、黒豆を合わせて摂ると良いです。

東洋医学でみる精神不安

東洋医学で「神」(しん)という用語があります。すんごい大事な言葉。
意味は幅広く深いですが、そのひとつとして「意志・意識・意思」などの精神活動を指します。

「神」をつかさどるのが五臓の「心」。
心は、消化され食物を心の陽気で温め血へとつくりかえます。
また、血液を絶え間なく循環させます。

心の働きが正常であれば意識は明瞭で思考も快活です。

  • 少し動くとドキドキしたり
  • 顔色が白っぽく
  • 舌の先が少し紅く
  • 眠りが浅い
  • 夢をみる

などがあるときは、五臓の「心」(しん)が変調しているかもしれません。

神を主る心
=精神活動の主たるところを担う五臓の心
心は根幹の部分であり、通常守られている部分。他のあらゆる変調の末、時間をかけて心はダメージを受けます。長いこと、心に負荷がかかると精神がおかされ、心の変調が体の不調として現れます。先ほども述べたように、

  • 血を補充してあげる事
  • 血を巡らせること

が心の安定につながります。

食材で言えば赤み肉や色の濃い野菜を摂り入れる、日常生活では体を温めた状態で眠りにつく、自分に厳しすぎるときは解放する。

あなたの体のリズムに合った、毎日のルーティンがとても大事。
突き刺さるストレスをその日のうちに発散、解消させる
溜まった疲れをその日のうちに癒す
1日の中で 動く⇄休める をちゃんと設けてあげることが大事。

できるできるの気持ちに体は答えてくれますが、心がついていくには、休める時間が必要です。

あなたにあった休める時間を見つけてください。鍼灸もその助けになります。

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