久々の投稿となってしまいましたが... 先日、3年近く診ている患者さんが、ガンの疑いがあるかもしれないとの連絡がきました。
患者さんが病気になったと知らされたとき
「いつまで戻せば病気を作らなかったのか?」
「どこまで病気のコワさを伝えていればよかったのか?」
「何を辞めさせれば良かったのか」
「どう伝えたら生活習慣がより改善したか?」
「なぜ検査の数値や結果だけ信じるのか?」
そんなことが頭でループします。
私は鍼灸師として、
我慢ばがりし病気を作らないよう日々を過ごすことよりも
自分を苦しめてまで病気を徹底的に潰すための治療をすることよりも
皆さんの楽しみや生きがいを潰さないで過ごせること
人生に幅を持たせながら健康に導くことを目指しています。
鍼でQOLを上げることができます。
その先には病気を治すことだってできると信じています。実際そうだから。
自分の感情を挟むのは良くないことですし、まだ結果が出てない時点でブログに書くこともどうかと言われればそうなのですが、、自分が患者さんに対して優しすぎたのか、何ができたのか、自分の気持ちを整理したく書かせていただきました。
以下患者Mさんの病態
主訴:腰痛
6~7年前に膵臓の腫瘍(悪性?)で2/3摘出。インスリン生活。3年前より(症状、舌脈所見から)陰虚・痰湿所見あり。来院時は右肩こりが主訴で1~2ヶ月に一度、マッサージを受けていた。昨年末から左梨状筋付近がかなり痛む。坐骨神経に沿った痛み。経絡でいうと膀胱経二行線。コロナで仕事の休みが増え運動不足、長期連休後の出勤以降左腰部激痛で歩くのも辛い。コルセットを付け仕事こなす。
特にこの半年陰虚が進行し、瘀血所見が診られた。脈濇。
腰部の痛みは起立・歩行時に(+)、安静時は(ー)。舌下静脈△(ほぼー)
下腿の浮腫み↑、足関節周囲毛細血管の静脈瘤。
治療
年明け(2月)から月2ペースでマッサージメインの鍼治療(鍼こわい)。
メイン穴:太谿、太衝、三陰交
今後の治療方針
破血・活血、刺絡
今後注意してみること
瘀血の判断、進行具合